みなさんには人生を変えた一冊はありますか?
僕が一冊挙げるとすれば、樺沢紫苑先生著作『アウトプット大全』です。
驚異的なスピードで自己成長するならアウトプットは必須です。アウトプット中心の生活に切り替えることで飛躍的に成長することが出来ます。
どんな勉強をするにしてもアウトプットしないと身につきません。『アウトプット大全』は勉強する前=インプットする前にこそ読んでほしい、学生&ビジネスマン必読の書です。
この記事では『アウトプット大全』をアウトプットしていきます。
・アウトプット量と自己成長は比例する
・アウトプット7割が最適
・3回アウトプットで記憶に定着する
・書くと話すがアウトプットの基本
・行動することで現実が変わる
・インプットは思い切って絞る
・フィードバックは新たな成長への気付き
・悪口はネガティブ思考への片道切符
インプット3割 / アウトプット7割
現代は情報過多社会と言われており、情報が溢れすぎています。
常に何かをインプットしている状態ですが、ちょっと考えてみてください。インプットした内容、どれだけ覚えていますか?
朝ごはんのメニューから、通勤中に見たスマホニュースの内容、職場のメール、学校の授業の内容、家族との会話…おそらく殆ど覚えていないと思います。
それもそのはず、人間の脳は重要ではない情報は忘れるように出来ているのです。本当に全て覚えてしまっていたら脳がパンクしてしまいますよね。
逆を言えば重要な情報は忘れないということです。
もちろん、『この情報は重要だ!』と思っているだけでは、脳は記憶してくれません。それで記憶できるなら誰でもテストで100点取れてしまいます。
脳に重要な情報であると気づかせるためには情報を使うこと。つまりアウトプットすることがとても重要なのです。
インプットした内容を自分の中に定着させるためには、インプットしてから2周間以内に3回アウトプットしてください。
アウトプットの仕方は何でもOKです。後述している通り、『話す』『書く』『行動する』を実践すれば、3回のアウトプットは達成できます。
インプット3割に対しアウトプット7割が理想です。わかりやすく言えば、インプットした内容の倍以上アウトプットすることです。
インプットの量は自己成長に比例しません。インプットはただの自己満足。自己成長と比例するのはアウトプットです。
『話す』アウトプット
インプットした内容が確実に身に付いているか、簡単に確認する方法があります。それはインプットした内容を他の人に説明すること。当然自分の身になっていなければ説明できませんし、理解もしてもらえません。
最近読んだ本の内容を身近な人に5分以内で説明してみてください。出来れば相手にその本を買ってもらう営業マンのつもりで。説明はアウトプット力を鍛える格好のトレーニング方法です。
やってみると意外と難しいです。このトレーニングでアウトプットの機会を簡単に作ることが出来ますし、自分自身にどれだけ知識が定着しているか?というフィードバックも得ることが出来ます。
自分の経験や体験をよく話す人は、聞き手以上に知識を自分のものにしているのです。同じ時間を共有していても、話し手と聞き手では話し手の方が加速度的に成長していきます。
話を聞くのもとても大切なことですが、いつまでも聞いてばかりだと、話し手に差をつけられる一方です。恥ずかしがらずに勇気をもって自分の言葉で話をしましょう。
もうワンステップ進めるなら教えるアウトプットです。ただ学んだことを話すだけでなく、相手に理解してもらうとなると更に難易度が上がります。
教える過程のなかで、自分に不足している知識が見えてきます。アウトプットしながら、フィードバックも得られ、新たな気づきも見つかる。人に教えるだけで自己成長のサイクルを1周回すことが可能です。
『書く』アウトプット
勉強をする際は、過去問を解いたり自作ノートを作ったりなど、色々な勉強法がありますが、ひたすら教科書を読むだけで100点取った!という話はあまり聞きません。
インプットしているだけでは自分のものになりません。『話す』アウトプットは相手がいないとなかなか難しいですが、『書く』アウトプットは一人でも出来るのが大きな特徴です。
現代はSNSの発達で誰でも気軽に『書く』アウトプットが出来るようになりました。もちろんこの『ブログ』も立派な書くアウトプットですね。先程の説明するテクニックと組み合わせれば、更に質の良いアウトプットが出来ます。
学んだ内容をブログに書いてアウトプットする。収益化できれば副業にもなりますし、世の中の役に立つアウトプットは、身の回りの人の成長にも繋がります。書くアウトプットは一石三鳥以上のメリットがあるのです。
インプットと書くアウトプットを同時に行うテクニックもあります。それは本に書き込みしながら読み進めること。マーカーもいいですが、読んでいて感じたことを文章として直接書き入れると効果が倍増します。
書き込む動作はアウトプットなので、インプットした瞬間にアウトプットできます。2周間で3回のアウトプットの1回がこれだけで稼げます。電子書籍でもマーカー機能があるので是非活用しましょう。
上手な書き込みの方法は、自分にとっての気づきを書き込む or マーキングすることです。大事なところを全てマークしていると、本がマーカーだらけになってしまいます。
気づきが次のアウトプットに繋がります。一冊の本から3つの気づきが得られれば充分元は取れますので、積極的に書き込みをして、あなただけのオリジナルの一冊を作りましょう。
ただ、この書き込みテクニックは読んだ本をメルカリに出品されている方は使えません。メルカリで本を売る場合は、商品の紹介欄に自分の感想を書き入れるのもいいでしょう。さきほどの『説明するアウトプット』が使えます。
『行動する』アウトプット
これまで紹介した『書く』『話す』のアウトプットは、インプットした内容を自分自身に定着させるためのアウトプットです。
自己成長するためには行動すること!これが一番重要です。行動することで、はじめて現実世界を変えることができます。インプットで気づきを得て、やるべきこと(TO DO)がわかったら行動に移しましょう。行動を変えれば、どんな些細なことでも現実が変わります。これこそ自己成長なのです。
一月に100冊の本を読んで、書いて話して完全に自分の中に定着させたとしても、行動を変えなければ本当に何も変わりません。
読んで満足・聞いて満足・見て満足は3流ですが、書いて満足・話して満足で終わってしまってはやはり2流のままです。
行動することに尻込みしてしまう方も多いと思います。人間は本能的には変化を嫌う生き物です。快適な領域に身を置いておきたいのは、生存本能の面から考えれば当然のことです。
しかし、行動が伴わないインプットは何も変わりません。この記事を読まれている方は、既に現実を変えようと色々勉強されている方がほとんどでしょう。せっかく取り入れたインプットを行動に変えないのは本当にもったいない。何事も結果を出すことが大事です。どんな些細なことでもいいので、行動に移しましょう。
インプットを絞るのも一つの手
アウトプットする時間が取れないという方は、思い切ってインプットの量を減らすのも手です。インプットを減らすのには抵抗があるかもしれませんが、先程も申し上げたとおり、自己成長とインプット量は比例しません。
次から次へと本を読んだり、いろいろなYOUTUBE動画を見すぎてしまい、アウトプットの時間が取れなくなっていませんか?
大事なことなので繰り返しますが、インプット3割に対し、アウトプット7割です。自分にとって必要な情報を見極め、それ以外は思い切って捨てる。アウトプットの質と量を増やしてからインプットでも遅くはないです。
インフルエンサーと呼ばれる人々はものすごい勢いでインプットして、更にもの凄い勢いでアウトプットしていますが、真似をするべきはアウトプットの方です。他人と比較してしまうと疲れてしまいます。周囲のインプットの量に惑わされず、自分のペースでアウトプット中心の生活を送りましょう。
現実の変化からフィードバックを
行動を変えることで現実世界が変わる。ただ、全ての行動が良い方に変わるわけではありません。悪い方に現実が動いてしまうことも起こりえます。
しかし、そこで得られた失敗こそが、行動したことで生み出すことが出来た宝物なのです。失敗を繰り返さないために、更に1レベル上の内容をインプットすることで、格段にレベルが上っていきます。
フィードバックはアウトプットで得られた結果を評価し、次のインプットの内容に修正を加えるための重要な作業なのです。
自己成長のサイクルは1周で終わるものではありません。人が生まれてからこの世を去るまで、永遠に繰り返されます。
そのサイクルをずっと同じところで回し続けるのか、少しずつでも上昇しながら回していくのか、結果は明らかです。
そのためにも、行動したことで得られた変化を見逃さずにフィードバックしてください。行動した結果、なぜ上手くいったのか?上手くいかなかったのか?その理由を考えてみましょう。それが更に加速度的に成長するための確かなステップとなります。
『わかったつもり』のまま放置しないことです。『なぜ?』と思ったことは必ず解決しましょう。最も簡単なフィードバックの方法は日記です。どんな些細な変化も見逃さずに、理由を探求して気づきを得ましょう。
ネガティブアウトプットはしない
アウトプットは最強の自己成長術ですが、だからこそやってはいけないことがあります。それは『ネガティブのアウトプット』です。
『自分はダメなんだ…』『どうせ何やっても上手くいかない…』ネガティブばかりアウトプットしていると、加速度的にネガティブが定着してしまいます。アウトプットはネガティブ感情も敏感に作用してしまうのです。
最悪なのは『愚痴』や『悪口』です。悪口ばかり言っていると本当にその人のことが嫌いになります。その空気は相手にも伝わります。お互いにとって良いことがなく、更にストレスを増大させてしまいます。
悪口はネガティブアウトプットのトレーニングをしているようなものです。悪口ばかり言っている人に幸せそうな人はいないのはこれが理由です。
まずはネガティブ3つの禁句『でも』『だって』『どうせ』を使わないようにしましょう。『でも』は否定、『だって』は言い訳、『どうせ』は諦めの言葉です。この言葉を使わないようにするだけで、かなりの変化があります。
どうしても押さえきれない場合は、1回だけアウトプットして忘れることです。ずっと心のなかに溜め込むのもよくありません。相談することで気持ちを整理することが出来ます。
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