書籍のまとめノート

身になる『読書』を身に付ける方法

日頃から読書の習慣がある方は驚かれるかもしれませんが、日本人の半分は読書習慣がないことが明らかになっています。読書習慣がある人でも1ヶ月で読む本の数は1~2冊程度。これが現代日本の現実なのです。

なかなかショッキングなデータですが、逆を言えば1ヶ月に2~3冊の読書習慣を身につけるだけで、あなたも読書家の仲間入りということです。

読書をしない人生は非常にもったいないです。この記事では本を読むのが苦手だという方にも、楽しく効率よく読書が出来る方法を紹介していきます。

読書は人生のショートカット

本には先人の知恵と経験が詰まっています。数え切れない成功体験と失敗体験の集大成が本なのです。自分の脳・体は一つしかありませんが、本を読むことで先人の人生の1ページを自分のものにすること可能です。

ゼロから試行錯誤することも大事ですが、先人が後世の為に残した知識と経験を知っているかどうかで結果も大きく変わってきますし、何も知らないとゴールに辿り着くまで時間がかかります。

日頃時間がないと感じている人こそ本を読みましょう。今まで思ってもみなかった気づきが必ず得られます。気付きとの出会いは無数にあります。その出会いを掴むのは皆さんの行動次第なのです。

3つの気づきで元は取れる

読書で大切なのは読む本の数ではありません。月に100冊読んでいる人でも内容を全く覚えていないのでは意味がありません。たくさん読む・早く読むではなく、まずは深く読むことを意識してみましょう。

間違えないでほしいのは 深く読む = カンペキに読む ということでは無いということです。丸暗記することが読書の目的ではありません。自分に足りないものに対する気付きが得られればそれでよいのです。

本の1冊の値段はせいぜい500円~3000円程度。ちょっとお高めの書籍でも6000円くらいです。1冊の本から3つの気づきを得られれば充分元は取れます。

大事なのは本を読む前と読んだあとで人生を変化させられるかです。気づきはそのための第一歩。その後の行動に昇華させるための気づきを得ることを重視しましょう。

本を読むタイミングも大切!

人間の脳が最も活発に働く時間は朝起きてから3時間。この時間帯を脳のゴールデンタイムと呼びます。自己啓発などのビジネス本はこの時間帯に読むことをオススメします。脳が疲れていない時に読むことが大切です。

対して小説などは夜寝る前に読むのがいいです。この時間帯は脳のリラックスタイム。自分のお気に入りの作品などをのんびり読むといいです。

一日中難解な本を読み続けると疲れてしまいます。何より読書を好きになることが大切ですので、自分の好きな作家さんを見つけて本に触れ合う機会を増やしましょう。

本はよく買うのだけれど、いつも積読本が溜まっていってしまうという方は、買ったらすぐ読む読書を試してみてください。人が本を最も読みたいと感じるときは本を買う瞬間です。

そのエネルギーを無駄にしないためにも、書店を出たらすぐに袋から取り出して読みましょう。帰りの電車の中で読むのもいいです。家についたときにはもう半分読んでしまったくらいで丁度いいです。

最初から読まなくてもよい

『本は1ページめから読むものだ!』…これも思い込みです。別に最後から呼んでも途中から読んでも何も起こりません。面倒だなとおもったら読みたくないところは読み飛ばしても良いのです。

話の流れがわからない…という不安も出てくるかと思いますが、発想を切り替えて途中からでも読める本を選ぶのです。小説はこの方法は使えませんが、ビジネス本や自己啓発本の中には見開きで一つの話が完結するように書かれている本があります。

読書が苦手だという方は、まずこのタイプの本を選んでみてください。(僕のオススメのアウトプット大全や有名所だと図解雑学シリーズもこの構成です。)

あとがきを先に読んだり本の帯を読むのも面白いテクニックです。特に本の帯にはその書籍を買ってもらうために大事なところが箇条書きで書かれていることが多く、非常に参考になります。書店を訪れた際には是非試してみてください。

スキマ時間で常にインプット

『読書は机に向かって正しい姿勢でするものだ!』と思っていませんか?間違いではないですが、現代人は皆多忙です。まとまった時間を確保できず、『読書する時間なんてない!』と感じている方も多いはず。

この思い込みから脱却することが大切です。読書は机に向き合わなくてもできます。例えば通勤・通学の時間、ちょっとした待ち合わせ、ランチで食事が運ばれてくるまでの待ち時間、このスキマ時間を読書にあてるのです。

要はスマホ時間を読書時間に変えるだけです。スマホは触れるのに読書は出来ないということはないはず。本を広げるのが難しい場合でも電子書籍があります。スマホで時間を浪費するのは無駄です。スキマ時間は自分に必要なインプットにフォーカスしましょう。

これは勉強時間の確保にも使えます。机に向かって毎日勉強するのは大変でも、スキマ時間を活用した勉強法で時間を創出できます。こうしたスキマ時間の活用には工夫が必要ですが、そうした創意工夫を考えるのも面白いものです。

聞く読書『だけ』では足りない!

最近流行りの聞く読書。Amazon Audible などを活用されている方も多いかと思いますが、スキマ時間を埋めるために聞く読書は非常に有効です。本や電子書籍を取り出すのもひと手間かかりますので、活用しない手は無いでしょう。

気をつけておきたいのは、聞く読書だけでは濃いインプットにはならないということです。音声だけではどこが大事なのかわかりにくいですし、理解できないポイントがあっても途中で止めたり戻ったりということが難しいです。

聞く読書で本を読んだ気になっている状態だともったいないです。一緒に文字を追いかけながら聞くなど、文字と音を組み合わせて使うと効果は倍増するので、あくまで補助的ツールとして活用しましょう。

話は逸れますが、美術館などの音声ガイドも濃密なインプットにはオススメです。漠然と作品を眺めるのと、ガイドを聞きながら鑑賞するのでは、同じ時間でもインプットの量と質が変わってきますので、ぜひ意識してみてください。

アウトプットで自分のものに

本を読んで気づきを得た!だけでは意味がありません。学んだことは即アウトプットしましょう。アウトプットの種類は『書く』『話す』『行動する』です。

この3つのアウトプットを本を読んでから2周間以内に実行していくと、本の内容が圧倒的に定着していきます。インプットではなくアウトプット重視型の学びを行ってください。

例えば本を読むときはマーカーを引きながら読む。読み終わったら内容を他の人に説明する。僕が書いているまとめノートやこのブログも立派なアウトプットです。

アウトプットに関しては下記の記事に詳しく書きましたので、是非セットで読んでみてください。本を読む = インプットする際は常にアウトプット前提で行う。これを強く意識していけば少しずつ人生が変わり始めます。

読書は人生を変える第一歩

習慣は簡単に身につくものではありません。月に10冊読むなど、いきなりハードルの高い目標を掲げてしまうと疲れてしまいますので、一日1時間は読書するなど、まず自分ができそうな目標を立ててクリアしていきましょう。

読書を好きになるきっかけを作るには、人生を変える一冊に出会うことです。人によってこの一冊は違います。そのような一冊に出会ってない方は本に触れる機会を増やすことです。AMAZON PRIMEに入っている方は無料で読める書籍も充実していますので是非試してみてください。

好きな作家さんを見つけたり、人から紹介してもらうなど、この一冊に出会う方法はたくさんあります。チャンスは転がっていてもそのチャンスを掴むのは読み手のあなた次第です。まず自分から動くこと。受け身ではなく能動的に行動を起こしていきましょう。

『読書のための読書本』ご紹介

ABOUT ME
ハリー@投資ノート
株式投資勉強中の30代エンジニア 方眼のノートを駆使して 投資の基礎知識・書籍のまとめを作成しています わかりやすいノートの作り方もアウトプットしていきます