書籍のまとめノート

テンバガーを探せ!『10倍株の探し方』読書レポート

投資家であれば誰もが夢見る10倍株 : テンバガー

テンバガーは運で掴むものではありません。テンバガーにはテンバガーになるサインが出ています。

そのサインを見逃してしまうとテンバガーからは遠ざかってしまいます。かならずホルダーになれるわけではありませんが、知っている・知らないは大きな違いがあるものです。

『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』の読書レポート公開です。テンバガー銘柄が示すサインを身に付けましょう

急成長が期待できるか?

10倍株を狙うためには10倍に成長する可能性のある会社を選択しなければなりません。

例えば『NTTドコモ』『KDDI』『ソフトバンク』の携帯キャリア三社。これらの会社は既に時価総額『兆円』単位まで到達してしまっています。

『ソフトバンク』の時価総額は6兆円台、ここから10倍となると時価総額60兆円。ここまで到達するのはとても大変なことです。

ただ、時価総額『数十億』・『数百億』の企業が10倍成長する可能性は、それほど低いものではありません。時間はかかるかもしれませんが、可能性としては後者のほうが高いです。

時価総額500億円以下の企業に張る方が、10倍株になる可能性は高いでしょう。ぜひ狙っていきたいものです。

売上が全ての源

売上の伸びは成長性という面で非常に重要です。全ての利益や配当・株主優待なども売上が源泉。

特にグロース株は売上を注視していかないといけません。

目安としては売上が4年間で2倍成長しているか。成長企業に投資する以上、売上の鈍化・減収はネガティブ要因になります。

新興企業はある程度利益率に目をつぶっても、売上増収は最重要視したいところです。

営業利益率 = 本業の儲けの効率

営業利益率はいわゆる本業の儲けを指します。

業種によって営業利益率の良し悪しの基準は変わってきます。一般的に小売は低めで、ファブレス系の企業は高い傾向にあります。固定費の大小の影響は大きいです。

テンバガー候補を選定するのであれば、
営業利益率は10%以上は欲しいところですね。

業績予想をチェックせよ

株式投資初心者は『知っている会社を買う』『株主優待狙い』『下落している株を買う』といった銘柄選定をやりがちです。

売上や利益率などの業績をしっかりチェックしない投資手法は危険です。必ずしも業績が良い会社の株が上がるとは限りませんが、特に中長期では業績の悪い会社の株が上がる確率は低いです。

10倍株を狙うということは必然的に中長期投資になります。業績の良し悪しは必須確認事項です。その中でも業績予想はしっかりチェックしていきましょう。

株価は過去では未来への期待を織り込んで動きます。PERやPBRと言った『期待値』を示す指数を参考にするのもいいでしょう。好業績予想している銘柄には、期待値を含んだ買いが入ることも多いです。

予想が立てられる会社は自社の見通しが立っているとも言えます。特に上方修正を出してきた銘柄は注目ですね。

倒産のリスクを避けるために

株式投資で最も怖いのが、投資先企業の倒産。株式が紙切れになってしまう事態です。

グロース銘柄は売上も投資に回すことになりますから、資金ショートからの黒字倒産のリスクもありますよね。

そのリスクを判定する指標として自己資本比率があります。自己資本比率: 40%~60% 程度に収まっているか確認しておきましょう。

特に自己資本比率40%を下回っている会社は自己資本少な過ぎです。金融業は元々自己資本が無いに等しいので除外して考えないといけませんが、それ以外の業態は40%という数値を基準にしてみましょう。

自社株買い = 企業の価値を高める

自社株買いをすると市場に流通する株式の総数が減ります。これは市場に残っている株式のプレミア感を高める行為ともいえます。

ロレックスの時計に人気があるのは希少価値が高いから。100円ショップでロレックスの時計が売っていたとしたら、数としては売れても周囲に自慢するものにはなりませんよね。

自社株買いは既存の株主への株主還元であるともに、企業自身の自信の表れとも言えます。

我々の会社は買いですよ!というメッセージ。このメッセージを見逃さないようにしましょう。

下落局面でも自社株買いが出来る企業はなおよいです。相場が下落しても良い業績を出しているか?要チェックです。

オーナー企業を選べ!

筆頭株主は必ずチェックしておきましょう。

大手企業の筆頭株主を見るとほとんどが機関投資家になっています。

対してグロース銘柄はオーナー社長が筆頭株主に名を連ねていることが多いです。オーナー社長はワンマンになりがちですが、成長企業は意思決定の早さが命です。

グロース銘柄を選定するときはオーナーが筆頭株主になっている銘柄を選びましょう。

オーナーの顔写真や経歴・経営ビジョンもチェックしておくとよいです。

テンバガー指標のまとめ

・時価総額500億円以下
・4年間で売上が2倍になっている
・営業利益率10%以上
・自己資本比率が低すぎない
・自社株買いを積極的に行っている
・筆頭株主がオーナー

いかがだったでしょうか?

テンバガーを掴むには成長企業に投資することが大切です。投資をする場合はなぜその銘柄に投資をするのか?そのストーリーを明確にしておきましょう。

ストーリーから道がそれてしまったら売ればいいです。売上増を期待しているのに売上が伸びないときは決断のときですね。

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ハリー@投資ノート
株式投資勉強中の30代エンジニア 方眼のノートを駆使して 投資の基礎知識・書籍のまとめを作成しています わかりやすいノートの作り方もアウトプットしていきます